【これからの日本について】2030年世界地図帳
皆さんおはこんばんにちはNozakiです
今日ご紹介させていただくのは筑波大学准教授でメディアアーティストである落合陽一さんの「2030年の世界地図帳」です。
では早速行きましょう!
①この本を読んだ理由
急速に変化する世界とその中でこれから日本はどのような立ち位置を目指すべきかを知るため
②内容
この本は4章構成になっていまして
1章はテクノロジーと人口から見たこれからの世界の変化について
2章は世界の問題である「貧困」と「格差」について
3章は環境問題とそれに対するアメリカ、中国の動向について
4章は世界が掲げるSDGsと日本の今後の立ち位置について
でした。
その中で自分が大切だと思った3つのポイントを紹介します。
1.貧困は途上国で起きているんじゃない、先進国で起きている
みなさん貧困というワードを聞くと南米やアフリカ大陸の貧しい子供たちを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、実際問題南米やアフリカ大陸の貧困は年々なくなりつつありいい方向に向かっています。
一方で、先進国内部の格差による貧困、「相対的貧困」が問題になっています。
相対的貧困とは、食べ物がなくて餓死するほどではないが、国の生活水準に比べて貧しい状態を指し
お金を持っている人が有利になるような法律や制度によって高所得者から低所得者へのお金の再分配が行われず、貧しい人は満足な教育を受けれずその子供も貧しい暮らしをせざるを得ないという貧困の悪循環に陥ってしまいます。
この格差を縮小するには平等な教育の機会や高所得者から低所得者への再分配がカギになってきます。
2.4つのデジタル・イデオロギー
テクノロジーの発展によりこれからの世界は4つのデジタルイデオロギーに支配されると著者は述べています。
まず一つ目が、アメリカンデジタル
これは貪欲に新市場を求め、研究開発には予算を惜しまないアメリカンスタイル、自然と人間の生活の共存のためには、まず技術を発達させるべきと主張するスタンスです。
二つ目が、チャイニーズデジタル
莫大な人口と国家による強力な統率によって近年目覚ましい発展をしている中国です。
ただし、国家の管理がつよく株式や通貨の実態的価値を正しく判断できていない可能性があります。
三つ目が、ヨーロピアンデジタル
純粋な技術力と長年先進国として世界を引っ張ってきたブランド力によるエンパワーメントが特徴のヨーロピアンスタイル。
四つ目がサードウェーブデジタル
近代を経由せず突如リープフロッグ型に発展したインドや東南アジア諸国のスタイルです。
3.これからの日本の立ち位置
ポイント2で紹介した4つのイデオロギーのうち日本はアメリカに近い技術力を持ち、ヨーロッパのブランディングによる付加価値を目指すべきと著者は述べています。
つまりこれからテクノロジーどんどん発展していくなかアメリカや中国と一緒になって新市場を探していくのではなく日本独自の強みをブランディングしていくことがこれから日本が生き延びていくうえで大切なのではということだと思います。
③TODO
・すこしでも日本に再分配の文化が根付くよう教育関係の募金を見つけたら募金する。
・自分の強みを見つけてブランディングしていく
・ブランディングについて学ぶ
今日は以上になります。
では、また次回!!